隠 れ 美 ら 海 水 族 館

オキちゃん劇場の裏窓

 イルカショーは、客席から見物するのが一般的なのでしょうか・・・。華やかにつぎつぎと繰り広げられるイルカ君達のショーは、この水族館の花形です。それだけでも十分魅力的に楽しめますが、ステージ建屋の裏側にまわって、待機水槽の丸窓を覗いて見てください。 

     二つの大きな丸窓があります。

 一つは子イルカ君達の経過を観察をするために、親子だけで泳がせている水槽です。可愛らしい子イルカ君達が、親と一緒に戯れる姿を観察できます。しばらく覗いていると、イルカ君達が私達を観察にやって来ます。ガラス一枚を通して、ドアップでイルカ君達と接することが出来るのです。子イルカが、興味深気に愛想をふりまき、親イルカと丸い窓辺に佇み、独特の語り声を上げて、一生懸命に話しかけてきます。なんだか会話が成立している錯覚すら覚える感動があります。

 ここは、ステージ側からは死角になっていますから、イルカ水槽の外側に沿ってまわらねばなりません。そうなんです。ステージの左側に広がる芝生広場を下って、丁度、水槽の真裏に位置するのです。水槽に沿った通路が整備されていても、ここまでまわって来られる方は、ほとんどいません。正にそこは隠れスポットなのです。

 是非、是非、ツアーの列を少しの間でも離れて、覗いて見る価値が有りますよ! そこには確かな感動が待っています。お隣でも待機イルカ君達が退屈しています。是非、この窓も覗いてやって下さい。イルカ君達と一対一で接することが出来て最高です!!

 

木道を歩いて海岸散策を……

 オキちゃん劇場の裏側を進んで、”夕日の広場”に向かって歩いて行くと、海岸沿いを進む、整備された木道が走っています。途中には、白砂浜のプライベートビーチへと降りられる階段が整備されていて、手つかずの海辺を楽しむことも出来ます。浜に降りれば目線が下がって、沖合に浮かぶ伊江島が、また、違った姿を見せてくれるから不思議です。流れ雲や、雲間から射すお日様のスポットライトが、刻一刻と移り変わる海の姿を楽しむことも出来ます。さらに木道を進むと、お花畑に出られます。左手の丘の上には茶色い煉瓦の尖塔が、熱帯ドリームセンターが見えて来ます。広大な芝生の庭が広がっていて、こども達のアトラクション塔もあります。そこには、あたりの景色とは不釣り合いな、近代的な、ガラス張りの建物がそそり立っています。それが、夕日の広場展望レストハウスです。空調の効いた清潔な室内で一服し、エレベーターで、一気にセンターレストランへと至るブリッジを上りつめると、水族館から瀬底島へと至るエメラルドブルーの海と、岩礁に砕け散る白波を一望出来る大パノラマが広がります。

海に向けて突き出すごとき木道

 あの先に白砂のビーチへ下る階段が……

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