国頭村をご存じですか？ 沖縄本島最北端にある辺戸岬から、ほんの少しだけ東側に入ったところに位置します。岬へと至る分岐点の道路標識を見たら、名護まで××㎞と書かれていてビックリ。もと来た海沿いを、ひらすら戻ってしまう方も多いようです。勇気を出して、そこを進んで行ってください。両脇から迫り来る山と森が開けて、ヤンバルクイナの防止柵がなくなった辺りに、人里が見えてきます。ゆるい坂を下ると、奥ヤンバルの里の標識が見えます。広大な芝生と、真ん中を流れる川も見えてきます。散策路を進むと、沢山の鯉が泳ぐ、整備された川遊びのできるエリアに辿りつきます。毎年５月には、この川をまたいで沢山の鯉のぼりが泳ぐ壮観な景色が広がります。この季節にだけは沖縄県民の憩いの人気スポットと化します。川向こうに赤屋根のコテージがつらなります。予約をすると、広々としたコテージを独り占めできます。
ここで遊んで、帰り路は、距離はありますが、進んで来た道を名護方向へ進んで見ることをおすすめします。島の東側にあは、沖縄の原風景が沢山残っています。いくつかのダム湖もあり、奇勝奇岩の海岸線が連なります。けして見飽きることはありません。西側海岸線とは、違った景観を楽しめます。